五月二十七日、水曜の夜七時半。池袋で台湾風の点心食べ放題をやっている店があるので、西口から歩く。目当ての店は、繁華街の雑居ビルの二階にある。
一階はパチンコ屋、入口は二つ

目印は一階のパチンコ屋だった。ビルには入口が二つあり、どちらもさほど主張していない。どちらから上がっても店には着くらしいが、初見では少し迷う造りだった。階段を上がり、赤い看板の「茶舘」の文字を確かめて中に入る。
着席

通されたのは円卓席だ。台湾の屋台をイメージしたらしい内装で、赤を基調にした灯りと提灯が連なる。日本人がイメージする「中華」の記号を、そのまま形にしたようなフロアである。席数は多いが隣との間隔は狭い。19時台はやはり混み合っていて、店内はそれなりに賑やかだった。
+500円で、飲み放題(常温のお茶だけ)

食べ放題は数種のコースに分かれているらしい。プラス500円を払うと、常温の中国茶が数種類、ドリンクバーのように飲み放題になるという。まずは前菜から順に頼むことにした。
出てきた順に

最初に届いたのは空心菜炒め。続いてクラゲの和え物が来る。導入にはちょうどよい酸味だ。

次に海老チリが来る。ぷりっとした食感で、辛みは控えめ。日本人向けに寄せた味付けらしい。

しばらくすると、蒸籠に入った点心が次々に運ばれてくる。透き通った皮の蝦餃、

続いて焼売。どちらもサイズは小ぶりで、食べ放題向けの一口仕立てである。皮も具もひどく崩れることはなく、水準は保っている。

台湾風の腸詰めも一皿頼んだ。甘みの強いタレが絡み、酒よりも白飯が欲しくなる味だった。なお、この店はかつて「中国茶館」という名だったらしく、二十年ほど前からこの場所にあるという。
締めのデザート

最後に杏仁豆腐とマンゴープリン、豆乳をデザートに注文。ひとしきり点心を食べたあとの口には、この甘さがちょうどよい。
二時間ほどの食事で、二十一時半に店を出た。メニューは訪れるたび微妙に変わっているようで、品書きは毎回確かめる必要がありそうだった。米は正直得意でないらしく、頼むなら炒飯など炒め物に寄せたほうがよさそうだ。点心の味付けに大きな不満はなく、常温の中国茶が何種も飲み放題という点は地味に効いてくる。機会があれば、また卓を囲むことになる店である。
店舗基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 池袋 茶舘(旧店名:中国 茶舘) |
| ジャンル | 台湾中華・点心食べ放題 |
| 所在地 | 東京都豊島区西池袋1-22-8 三笠ビル2F |
| アクセス | JR池袋駅西口より徒歩3分 |
| 営業時間 | 火〜日・祝 11:00〜23:00(L.O.22:30) |
| 定休日 | 月曜・年末年始(12/31、1/1) |
| 席数 | 65席(個室なし) |
| 予算 | 昼1,000〜1,999円・夜3,000〜3,999円(訪問時は+500円で飲み放題込み) |
| 電話 | 050-5890-9905 |
| 支払い | 各種クレジットカード・QUICPay・PayPay |
| 訪問日時 | 5/27 ディナー(19:30〜21:30) |
※情報は食べログ参照(2026年6月時点)。食べ放題の正式プラン名・時間制限は公式に記載がなく、予約時の確認が無難である。
総合評価
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
点心の質と種類、飲み放題中国茶は評価できる。メニューの変わりやすさと米の弱さが点数を抑えた。点心を食べ放題で楽しみたい人に、選択肢に入る一軒である。