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枕崎みなと食堂

特選地魚海鮮丼とぶえん鰹お刺身

鹿児島県は枕崎で、地物のお魚を使った海鮮丼と枕崎ブランドのぶえん鰹をランチにいただきました。

JR指宿枕崎線で枕崎まで列車に乗り、ちょうど13時頃に到着して昼食処を探したところ、こちらにお邪魔することにしました。
枕崎といえばカツオで有名な港町なので、これは楽しみです。

曇天の中を駅から15分くらい歩き、枕崎の港のほうへやってきたところ、ありました。枕崎お魚センターです。お目当てのお店はこの施設の中にあります。

施設の前の駐車場のところには、今にも飛んでいきそうな勢いのカツオ氏。「きばらん海」って何だろうと思って調べたところ、「きばらん海は、昭和26年8月から航海の安全と大漁,五穀豊穣,商売繁盛,地場産業の振興を祈念して始められた南薩摩最大の夏祭りです」だそうです。お祭りのことだったんですね。
施設の中に入り、お土産物屋さんなどが並ぶ一角を進んでいくと、お魚が泳いでいる大きな円柱水槽が目に入ります。

小さな水族館を横目に更に進むと、ほどなくしてありました。「枕崎みなと食堂」です。
ちなみに実は以前にもこちらを利用したことがあるのですが、その時は施設の2階に食堂があったのを覚えています。その後食堂は1階に移転されたようで、2階は閉鎖されていました。

お店の前にタッチパネル式の食券機があり、その横にメニューが並んでいます。本日の地魚という掲示もあり、枕崎や近隣の港で水揚げされたお魚に拘っているようです。看板に偽り無しですね。

しかしどれにしようか迷う。幸い(?)私の前にご家族が一組いらっしゃって、同様に券売機の前であれこれと迷われているようでしたので、お陰様でこちらも熟考できました。

まぁみんな仲良く迷っちゃいますよね

やっぱり枕崎に来たのだから、カツオは外せないよなぁ。でも地魚に拘っているようだから色んな種類の地魚も食べてみたいし。お刺身定食はボリューム凄そうだけどカツオは入っていないのか。みなと特上寿司だと色々食べられそうだけど、こっちだとカツオはタタキになるみたい。そしたら色々入っていそうな海鮮丼に、単品でぶえん鰹のお刺身を追加したら良いのでは。

ということで、今回は特選地魚海鮮丼に、追加でぶえん鰹のお刺身を注文することにしました。なお決済にはクレジットカードも使用できましたよ。
ちなみに「ぶえん鰹」とは枕崎市の特産品のカツオのことで、一本釣りしたカツオを船上で活き締め(血抜き)した鮮度抜群のブランド鰹なんですが、枕崎では一度も冷凍処理をしていないものを味わえるということで、これは今回必ず味わってみたいところでした。

「ぶえん」というのは鹿児島の方言で「新鮮な魚」という意味だそうです。

食券を持って入店すると、右手すぐに商品お渡しカウンターがあります。流れとしては入り口のところで食券を買い、購入したら空席を探して座り、食券の番号が呼ばれたらお料理を取りに行く、という感じで、フードコートやどこかの社員食堂によくあるスタイルです。左手には座席が並び、窓の外にはお昼どきの枕崎港の景色が広がります。

長閑な枕崎港の景色が目の前に

店内の座席の様子もおしゃれな感じというよりは実用性向けというか、さっぱりとした様子。しかしここは枕崎。店内を見渡すと…

かつおだし汁、削りたてのかつおぶし、枕崎茶が飲み放題、食べ放題とのこと。これは良いところを抑えてますね。「せっかく枕崎まで来たのだから、枕崎を存分に味わっていってね」感がすごい。お料理ができるまで、せっせと用意します。
ときどきお店の方がかつおぶし削り機のところへやってきては、機械を操作してガリガリとかつおぶしを削ってくれていました。

左:枕崎茶 右:かつおだし汁

飲み放題ということだけどどうかな?と思いつつ早速かつおだし汁からいただいてみると、これが何ともかつおの風味が良く、とても美味しいのです。塩味も丁度良く、日本料理界隈の方々に鰹節の聖地とも呼ばれる枕崎のイメージに、しっかりと応えている感じ。ちなみに後ほどお料理と一緒にいただいた、削りたてのかつおぶしも同様に旨味が十二分に感じられる大変美味しいものでした。
ほどなくして食券の番号が呼ばれ、お料理をカウンターへ取りに向かいます。

見るからに新鮮で美味しそう

あ、この海鮮丼は当たりのやつだ。一目見てそう思いました。地物以外の冷凍ものが恐らく一切無いんですね。卵は彩りや箸休めのために良いと思いますが、それ以外は全て地魚です!ぶえん鰹も色鮮やかな上に角が立っていて、こちらも新鮮なのは一目瞭然です。

さっそく食べてみましょう。まずはあら汁から。南九州特有の、やさしい甘さの麦味噌を使ったお汁です。しかしこれ、あら汁というけどほぼ丸ごとかんぱちの切り身が入っています。これで充分一品換算できる豪華さです。
続いて海鮮丼。ごはんが見えません。全種類が2切れずつ入っていて、ボリューム感は見た目以上です。当然どのお刺身も新鮮で弾力があり、なんなら少し顎が疲れてくるほど。
そしてぶえん鰹のお刺身はモチモチとしており、舌触りもとろけるようで、何より全くカツオ特有の臭みがありません。期待通りの美味しさでした。これまた九州特有の甘めのお醤油が、ストレートにうまみが来るカツオのお刺身ととても良く合います。
そして削りたてのかつおぶしも大変美味しくいただいたのですが、ぶえん鰹を追加したこともあり、お刺身の量に対していかんせんごはんが少なくなってしまいました。それでも食べ終えたら満腹だったので、いかにお刺身の盛りが良かったかが分かります。いや~食べた。

大満足の後に、食べ終えた食器を所定の場所に返却して、退店。

何故か口角が下がって不機嫌そうなカツオ氏たち

こちらのお店の総評としましては、しっかり枕崎の地産地消に拘っていて、ザ・枕崎なお食事をいただくにはとても良いお店だと思います。よくある観光向け施設の、良くも悪くも観光客向けに特化したような内容ではなく、しっかり地のものを毎日都度用意するのはとても大変なことですから、凄く努力もされていると思います。内装が簡素であったりセルフサービスな点はありますが、それらはすべてお料理で還元という感じで、個人的にはとても好感が持てました。お値段もお味も文句なく、大満足のお店です。
枕崎で美味しいお魚をお腹いっぱい食べたいときは、こちらで間違いなさそうです。ごちそうさまでした!

こちらのお店、営業時間が午前11時から14時までと少々短めなので、行かれる方は営業時間にご注意ください(2026年6月時点)。


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カニ族

カニ族

あちこちを旅するカニ。旅先ならではの食材を使った料理が好物。乗り鉄も好きだが、要は景色を見ながら何もせず移動できればよいので、バス旅も好き。

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