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【JR指宿枕崎線】鹿児島中央→枕崎 普通列車の旅

指宿枕崎線 山川→枕崎

山川駅を発車し、いよいよ超閑散区間に突入です。
畑が広がります。あれはさつまいもかな。ビニールハウスも多いですね。
列車も40キロくらいでゆっくり走るようになり、縦揺れは無くなった代わりに不規則な横揺れが多くなりました。これは単純に線路が古くて歪んでしまっているんだろうなという感じ。まぁ廃止を検討するほどですから、投資にも消極的なのは仕方がないのでしょうね。

と思いきや、最初の駅である大山駅には新品の枕木が山積みにされており、ちゃんと保守はされるようです。実際、部分部分で揺れも無くなり、必要最低限かもしれませんが改良はされているようでした。

長閑な景色の中をしばらく走っていると、ひときわ目立つ山のシルエットが見えてきます。開聞岳ですね。そして…

西大山駅です。この記念碑、最初は「日本最南端の駅」となっていたのですが、のちに沖縄にゆいレールが開業したため「JR」が付け加えられたそうな。

付け加えるときは面ごと貼り直したのがわかりますね。

ちなみにこの写真は駅のホームから撮っていますが、西大山駅では記念にということで列車が数分停まってくれます。ニクいサービスですね。この時ばかりは列車に乗っていた人と、駅のホームで列車が来るのを待っていた人が、血相を変えて写真を撮りまくる時間となります。畑のど真ん中にある簡素な駅で多少殺伐。
ちなみに駅前には漬物工場があり、その敷地内にお土産物屋さんもあって、なかなか賑わっているようです。昔私の父と行ったときは見渡す限り人っ子一人おらずお店も無く、かなり閑散としていたのですが、これもやはりネットの威力なのでしょうか。
ちなみに、JRの日本最南端の線路はもう少し先の踏切付近になります。

日本最南端の踏切(たぶん)

この軽自動車、西大山駅に列車がサービス停車しているあいだ中ずっと待っていたことになりますね…。なんかすいません。

車窓には、頭を雲に隠された開聞岳が大きく見えています。
…といっても実は視界が開けるのはたいていほんの一瞬で、大部分はぼうぼうに草が伸びた藪をかき分けるように、列車は進んでいきます。
ローカル線あるあるなのですが、沿線の草刈りが追い付いておらず、列車走行中は左右でパシパシピシピシと絶えず草や枝が車体に当たりまくります。なので、不用意に窓を開けてしまうと草や枝で切ってしまうことも考えられるため、念のため藪の濃いローカル線では窓は閉めておきましょう。あとゆっくり走るため、走行中でも普通に虫が入ってきます。

駅停車中の列車窓に張り付いた葉っぱ。緑がキレイ。

開聞岳が見えなくなり、列車はかなり濃い藪の中をエッチラオッチラと進んでいき、さながら自動藪漕ぎ機です。
屈指の閑散区間らしく、駅設備はとにかく簡素に、踏切の装いも簡素に。この黄色いパトランプのついた踏切は、ローカル線の中でも超が付くローカルな区間にしか見られないやつですね。これも絶滅危惧種だと思います。

…あれ、最後の写真は頴娃大川駅の写真なんですが、なんかおかしい。屋根が無くなってる?

比較用に同タイプの松ヶ浦駅の写真と並べてみると一目瞭然で、どうやら切り取られてしまった模様。倒壊しそうだけど修理するお金は無いから撤去しちゃおうということなんでしょうか。しかしどちらも椅子が異様に低いのはなぜなんでしょうね。
その後もノロノロと列車は藪の中を進み、にわかに遠くへ東シナ海が見えてきて、建物も増えてきたかと思うと、いよいよ終点の枕崎も近いです。

…とさらっと書いてしまいましたが、鹿児島中央駅が10時2分発で、指宿に11時29分着、そして枕崎に12時56分着と、トータルで実に3時間弱もかかっているんですね。
このあと乗車した、枕崎から鹿児島中央駅への特急バスの場合、枕崎~鹿児島市内は1時間半くらいで着いてしまいます(運賃も3/4くらい)ので、わざわざ末端区間の列車を利用するのは観光客と鉄道マニアしかいない、という状況になるのも当然のようです。
でも時間がかかるからこそ、到着したときの達成感もひとしおというものです。列車なら途中トランポリンみたいなアトラクションも楽しめちゃいます(たぶん近い将来解消されますが)。JR日本最南端の駅を廻れるのもポイント高いですし、何より景色がとても素晴らしいので、そこまで飽きないかと思います。お飲み物やお弁当も、山川~枕崎間なら楽しめると思いますよ。乗ってるだけでお気楽な南国鉄道の旅、ぜひご検討されてはいかがでしょうか。

というわけで終着、枕崎へ到着!着いた~

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カニ族

カニ族

あちこちを旅するカニ。旅先ならではの食材を使った料理が好物。乗り鉄も好きだが、要は景色を見ながら何もせず移動できればよいので、バス旅も好き。

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