【3日目】その1、予報外れの有難い雨
今日は枕崎へ向かい、そのまま鹿児島空港へ行き、飛行機で東京に帰る日です。
部屋を片付け、チェックアウトし、いざ出発。

あれ、雨が降ってる。予報では曇りくらいだったのですが、雨。でもこれラッキーなことに、積もっていた灰を舞い上がらないようにしてくれる効果があり、かなり助かりました。気にせず歩けるのでらくちんです。せっかくなので、ホテルから鹿児島中央駅まで歩いて向かうことにしました。

歩いて15分くらいで鹿児島中央駅に到着です。さすがに駅ビルが立派ですね。ちなみにここは開業当初は武駅という、周りが田畑しかないような小さな駅だったそう。その後現在の鹿児島駅周辺が手狭になり、まだ土地が広く使えたこちらを西鹿児島駅に改称し、更に九州新幹線開業の際に鹿児島中央駅と改称されたという歴史があります。昔私が幼かったころ、寝台列車で西鹿児島行きというのが毎日走っていたのを思い出しますね。今では鹿児島駅は地域密着型の駅の一つになってしまい、商業の中心地はすっかりこちら鹿児島中央駅になってしまったようです。
今日はこのあと枕崎まで行き、そこから再び鹿児島中央駅まで戻ってきて、その後リムジンバスで空港へ向かいます。
そのため、大きな荷物はバスターミナルのコインロッカーに入れてしまいましょう。これで身軽。
JR指宿枕崎線での鹿児島中央~枕崎間につきましてはこれまた別途で詳しく記事を書きましたので、ご興味ある方はそちらもご覧ください。
【JR指宿枕崎線】鹿児島中央→枕崎 普通列車の旅
指宿枕崎線 山川→枕崎 山川駅を発車し、いよいよ超閑散区間に突入です。畑が広がります。あれはさつまいもかな。ビニールハウスも多いですね。列車も40キロくらいでゆっくり走るようになり、縦揺れは無くなった代わりに不規則な横揺れが多くなりました。これは単純に線路が古くて歪んでしまっているんだろうなという感じ。まぁ廃止を検討するほどですから、投資にも消極的なのは仕方がないのでしょうね。 と思いきや、最初の駅である大山駅には新品の枕木が山積みにされており、ちゃんと保守はされるようです。実際、部分部分で揺れも無くなり ...
【3日目】その2、枕崎散策
鹿児島中央駅が10時2分発の列車に揺られること3時間弱、ようやく枕崎に到着です。

枕崎に到着したのが12時56分で、鹿児島行きのバスが駅前ロータリーから15時ちょうど発なので、2時間くらい枕崎の町を見ることができます。せっかく枕崎まできたのだからお魚、特にカツオ関連を買ったり食べたりしてみたいものです。というわけで、まずは駅から徒歩25分程度のところにある「枕崎市かつお公社」に行ってみたいと思います。ちょうど雨は上がって、歩くにはいい感じです。

駅前のほっともっと横の小道を直進でスタート。平日の昼間ということもあり、閑静な住宅街の中を進みます。途中小高い丘がありって上り下りがあるのですが、丘の高いあたりは屋根が平らな住宅が多く、これは台風が強い勢力で接近することが多いからなのかな、とか思ったりしながら進行。



港が近づいてきました。目的地はもうすぐです。港沿いの道を行くと、後で昼食に立ち寄る予定の「枕崎お魚センター」が見えてきます。更に道なりに進み、橋を渡ると…



ありました、目的地である枕崎市かつお公社です。
見た目企業の事務所のようですが、枕崎の特産品が沢山揃ったお土産物屋さんがあり、もちろんここで取り扱うカツオ製品も多く取り揃えています。色んな種類のカツオ節、カツオを使った製品のほか、地元枕崎産のお茶、お菓子、お酒、お魚だけではなく、お肉、中には冷凍の鳥刺しまであります。もちろんどれも配送をお願いできるため、枕崎のみならず南薩グルメをお土産にしたい方にはピッタリな場所です。
ちなみに今回は訪れませんでしたが、ここの近くには焼酎薩摩白波で有名な薩摩酒造さんもありますので、お酒がお好きな方はそちらもチェックしてみてください。いくつかのお酒は枕崎市かつお公社さんのお店にも置いてありました。

買い物をしてお店を後にすると、お店の前にはこんなモニュメントが。これ、常に綺麗に手入れするのも大変そうだなぁと要らない心配をしつつ、次は先ほど通ったお魚センターで昼食にしたいと思います。

密航密漁の看板が、今自分は本土南端の港にいるんだなと実感させます。

ほどなくして到着した枕崎お魚センターで、お昼ご飯にします。ここでの詳細もこちらの記事で書きましたので、興味がありましたらどうぞご覧ください。
枕崎みなと食堂
特選地魚海鮮丼とぶえん鰹お刺身 JR指宿枕崎線で枕崎まで列車に乗り、ちょうど13時頃に到着して昼食処を探したところ、こちらにお邪魔することにしました。枕崎といえばカツオで有名な港町なので、これは楽しみです。 曇天の中を駅から15分くらい歩き、枕崎の港のほうへやってきたところ、ありました。枕崎お魚センターです。お目当てのお店はこの施設の中にあります。 施設の前の駐車場のところには、今にも飛んでいきそうな勢いのカツオ氏。「きばらん海」って何だろうと思って調べたところ、「きばらん海は、昭和26年8月から航海の安 ...
お食事が終わり、そろそろバスの時刻も近づいてきたため、枕崎駅へ戻りましょう。



来た道とは少し違う道を通りつつ、15分ほどで枕崎駅に到着。バスロータリーでバスを待ちます。

この灯台のモニュメント、バスロータリーの真ん中にあるんですけど、枕崎駅自体はここから少し離れたところにあるんですね。
普通はこのモニュメントとバスロータリーと駅はセットでありそうなものですが、それもそのはず、以前はここに駅もあったそうです。しかしここにあったのは「南薩鉄道」という現在は廃止されてしまった鉄道の枕崎駅で、JR(当時は国鉄)はこれを間借りしていたため、JRの枕崎駅は離れた別の場所に自前のJR枕崎駅(現存)を作った、ということらしいです。
実は以前にもいちど私はほぼ同様の行程で枕崎に来たことがあり、その際は現在の枕崎駅には駅舎が無く、本当に味気の無い無人駅だったのを覚えています。さすがに目当てで来る観光客もいるのにそれはまずかろう、ということで、現在の駅舎が建てられたようですね。
【3日目】その3、枕崎から一気に東京へ!
ここからの行程は、枕崎→鹿児島中央→鹿児島空港→羽田空港という感じで、JR最南端の終着駅から一気に東京まで行ってしまいます。これを実際に鉄道でやってみたらどれだけ…と思いましたが、昔は鹿児島中央からは寝台特急で直接東京へ、今は新幹線で乗り継げばやはり東京へ行けてしまうため、意外とハードルは昔から高くはないのかもしれませんね。
まずは枕崎から鹿児島中央駅までバスを利用するのですが、このバス実は以前も利用したことがあり、その時は普通に路線バスタイプの車両が来たのを覚えています。所要時間が1時間半くらいとかなりのロングランなのに対し、路線バスタイプの車両はかなり腰に応えたため、またあれに乗るのかぁと少し憂鬱に思って待っていると

なんと高速タイプの車両が来ました!マジか~よかった~と安心すると同時にテンションも少し上がります。
その道の方には分かると思うんですが、乗り心地に定評のある三菱ふそう製な上、特に(運転する側に)評判の良いとされるひと昔前のエアロバスモデルです。東京では見られなくなった車両でも地方に行くとまだまだ現役なのがうれしいですよね。
要するにかなり良い車両なんです。古いですけどね。

懐かしい車内のこの感じに安堵しつつ、乗客は私を含めて5人で出発しました。人数的には確かに一般路線の車両で充分なんでしょうけど、いかんせん長時間走るのでとてもありがたいです。リクライニングもちゃんとしますよ。さすがにトイレとコンセントはありませんでしたが。
ちなみにこの車両、両替は旧札の1000円札でしかできないとのことで、乗る際に確認されました。ちょうど持っていたので大丈夫でしたけどね。ちなみに支払いは降車時です。
快適な車内で速攻で寝落ちしてしまい、気付けば鹿児島市内を走行中。いつのまにかお客さんがけっこう乗車しているようですが、満席にはまずならない感じでした。16時半くらいに鹿児島中央駅着。
さて、間髪入れずにコインロッカーへ預けていた荷物を回収し、リムジンバス乗り場へ向かいます。するとちょうど待機中のバスがいて、係員の方が「ご乗車の方はお急ぎください~」と案内。呼ばれるままに乗車したところ、こんどはなんと現代自動車の高速車「ユニバース」。

これまた珍しいものに当たったなと思っているうちに発車、バスは一路鹿児島空港に向かって高速道路を進みます。後で知ったのですが、鹿児島空港のリムジンバスってかなり本数が多くて便利なのですね。
さて何とも目まぐるしくなってしまった最終日ですが、今回の旅行は乗り鉄と鹿児島シティライフを主体とした内容で、個人的には大変満足できました。特に2日目に桜島が噴火して降灰まであったのは、ある意味大変貴重な体験になりましたね。はっきり言って乗り鉄+都市滞在+自炊という、なかなか人を選ぶ旅行目的ではあるのですが、それぞれを分解してみるとかなりお勧めできるコースもありましたので、もし宮崎鹿児島方面へ旅行を検討されている方には何かご参考になれば幸いです。
特に枕崎の行程は、日帰りでお手軽+列車でJR最南端駅到達+枕崎グルメ+南薩お土産と色々な魅力がありますので、オススメですよ。

というわけで鹿児島空港着、最後は空港内の山形屋レストランで名物のやきそばをいただき、飛行機に搭乗。そして無事定刻通り羽田空港に到着しました。
楽しかった!次はどこに行こっかな!

